「脱肛の悩み」について
痔も脱肛も本人にしか解らない悩みです。
特に多い脱肛の知識と治療を調べてみました。

脱肛の症状
脱肛は非常に多い病で、排便後肛門から粘膜質の何かが出て来るのが脱肛です。
粘膜質のものが内痔核と言はれる痔で排便につれて肛門から外部へ出た状態です。
初期のうちは脱肛は自然に肛門内に収まりますが次第に出たままになってきます。
罹患後次第に唾液などを付けて指で押し込まないと戻らなくなってきます、時によっては指で戻せなくなった内痔核を肛門が締め付けてしまって内痔核がカントン状態になり鬱血し大変に痛むことも起こります。
病が進行しますと排便の時だけでなく力んだり、長時間歩いたりすると脱肛が起こるようになり日常生活に支障を来たすようになってきます。
何故脱肛になるのか?
肛門の内壁は粘膜で覆われていますがこの粘膜に皺が出来伸びてしまったのが内痔です。
女性が出産後脱肛になることが多いのは出産のときの力みが原因とされています。
同様に男女を問わず排便の時に力みすぎると肛門内粘膜がよじれたり伸びたりして内痔が出来ますし、和式トイレでしゃがんで気張ったり、長時間しゃがんだ姿勢をとる仕事の人、重いものを持ち上げる事が多い人は、とどうしても肛門に圧力がかかり血流が阻害されるため肛門粘膜に鬱血が生じ内痔を造ってしまうのが原因とされています。
また脱肛は遺伝的な要素があるのではとも考えられています。
加齢による肛門括約筋の緩みは脱肛の悪化に直結していますので脱肛のある方は成るべく若いうちに治療しておくべきです。
脱肛は予防出来るか?
遺伝の関係もありますが注意することで有る程度予防は可能です。
第一の予防法は肛門付近の鬱血を避ける事です、適度な運動や入浴は良好な血行を促進しますから欠かせません。
便秘は絶対に避けるべきです、排便しようとして力むのは勿論、宿便も鬱血の原因になりますから繊維質の食事を心掛け定期的な排便癖をつけるように心掛け、排便は出来る限り短時間で済ます癖をつけるようにし、トイレに長い時間いるのは一番いけないことです。
ウオシュレットや携帯式の肛門洗浄器で常に肛門付近を清潔に保つことも脱肛や痔の予防に重要です。
椅子に一日中座ったいなければならない仕事の人はトイレに立つたびに少し歩きまわるなど肛門付近への圧迫を緩める工夫をすることも必要です。
脱肛の進行
脱肛は放置しておいて回復することは絶対に期待できません。
時間とともに脱肛は間違いなく確実に進行していきますその程度を医学的には度数で表しています。
1度の状態
肛門内膜が内痔を造り始めているため、時々出血はするが内痔が脱肛を起こすまで発育していない初期の状態です。
2度の状態
内痔が有る程度の大きさにまで成長し排便後に肛門から出る事があるが自然に肛門内に戻ることが出来る程度の状態です。
3度の状態
内痔がかなり大きくなってしまったため排便後には必ず脱肛し自然には肛門内に戻れなくなって仕舞い、脱肛した内痔に唾液などを付けて指で押し込まないと戻らない程度まで進行した状態です。
4度の状態
内痔が常時脱肛していて指などで肛門内に戻してもすぐ又脱肛して、常時脱肛している程度まで病状が進行してしまった状態です。
カントン状態
常時脱肛していた内痔が何らかの原因で炎症を起こし腫れ上がってしまいその根部を肛門が締めてカントン状態になり更に鬱血し激しく痛む状態です。
注射療法
注射療法は硬化療法とも言はれる古くからある療法です。
痔核そのものに薬液を注入し痔核を硬めてしまおうとする方法で様々な薬品が試みられてきました。
腐食法と言って痔核が腐食する程強力な薬品を注射し組織を壊死させます、簡単に実施できるのですが数年で再発することが多いので最近ではあまり行はれなくなった治療法です。
輪ゴム療法
内痔核は丁度イボのような形状なのでその根元部分に輪ゴムをはめて緊縛して血流をとめ内痔核を壊死させる方法です。
実際には特殊なパイプの外側にゴム輪を広げて嵌めておき、痔核をパイプ内に吸引してからゴム輪を根部に嵌めこみます、内痔そのものには神経が有りませんから基本的には痛みは有りません。
数日で内痔は壊死して脱落します、殆ど痛みや出血もなく、簡単なので外来で処置することも可能です。
欠点は数年で再発することが間間有ることですが、注射で壊死させるより遥かに効果があります。
最近内視鏡に内痔緊縛用の装置を搭載して行うようになりましたのでより安全確実な治療が可能になっています。
痔核根治手術
痔核を切除して出来た傷口を縫合する手術法が有ります。
脱肛は3個出来てしまうのが普通ですので同時に3個の内痔核を切除し縫合します。
半身麻酔をかけて行いますので手術中には痛みはありませんが手術終了後にはかなり痛みます。
肛門に傷が出来ていますから排便時にh相当な痛みが数日残るようでバケツにお湯を張ってお尻を漬けながら排便させる病院も有るようです。
内痔核は肛門括約筋より浅い所に出来ているので手術しても肛門括約筋は傷つきませんので手術後失禁などが起きる心配はないようです。
この治療法が一番確実で再発もないのですが少々大がかりになってしまうのが難点です。
痔が癌化する危険
痔主の一番危険なことは大腸がんを見落としてしまう事だと思います
痔主さんは少々の出血は日常茶飯事ですから、少々の出血があっても別に気にしませんがそれが一番に危険でガンの進行を許してしまいがちです。
大腸がんの信号は腫瘍マーカーと出血位しかなく痛みは全く有りません。
痔主さんは年に一度位の血液検査では絶対に足りません、内視鏡検査が最低年に一度、血液検査は最低でも年に二回は必要です。
ポリープは何時がんになるか解りませんから細心の注意を常にしている必要が有り、出血は痔からのものとガンからのものとの区別は素人には出来ません。
すこしでも怪しかったら
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